2015年3月21日土曜日

ノスタルジックな雰囲気の迪化街へ

いよいよ、台北を、そして台湾を去る日となった。

飛行機は午後の便なので、午前中は、迪化街へ行くことにした。

MRTの淡水線の雙連から、民生西路という大きな通り沿いに、歩いて迪化街へ向かった。

途中、観光地ではない、台北の普通の町並みを目にすることが出来た。建ったばかりで、スタイリッシュでモダンなスタイルのマンションもあれば、かなり年期の入った古いマンションもある。

台北には、セブンイレブンに代表されるコンビニも多い。セブンイレブンでは、ちょうどおでんのPR中らしく、店頭の大きな写真の中では、台湾の女性のアイドルが微笑んでいる。

そうした光景は、日本の町中の風景にそっくりで、一瞬、自分が台北の町を歩いているのか、東京の町を歩いているのか、錯覚させるほど。

歩いて、20分ほどだろうか。交差点の信号に、”迪化街”という看板が見えてきた。


この迪化街は、台北市の西側を流れる大きな淡水河のすぐ近くにあり、この河を通じて運ばれる物資が、この辺りで荷揚げされ、それらを商う商店が、19世紀以降に立ち並ぶようになった。


交差点を曲がると、一気に雰囲気が変わり、その狭い通りを、レトロな雰囲気が漂っている。


商店は、漢方薬の薬や、干物が多い。じつにキレイに並べられている。どの店からも、漢方の独特の匂いが漂ってきて、街全体が異様な匂いに包まれている。


奥の方にカウンターが見えるが、やはり、なかなか入りにくい。

それでも中に入る人間は、常連さんか、よっぽどそこの商品を見てみたいか、どちらかだろう。

冷やかしの客を、自動的に排除する賢い仕組みだ。


迪化街の通りの真ん中ぐらいにある、永楽市場、という市場の周りには、飲食店街もあった。

安くて手頃な雰囲気なので、地元の人も、観光客も、思い思いに小腹を満たしている。

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