台湾旅行の最後に、台北駅のすぐ近くにある、孫文にゆかりの逸仙公園を訪れた。
孫文は、1913年に台湾を訪れ、梅屋敷という高級旅館に滞在した。後に、その建物を、この場所に移築し、逸仙公園とした。
公園の入り口には、孫文の銅像が置かれていた。
公園の中は、池を中心にした庭園と、かつての梅屋敷の建物が建っているだけの、意外に小さな空間だった。
この公園の周囲は、台北駅の間近ということで、多くの車や、台北名物のオートバイが行き交っており、騒々しい雑然とした町並みだが、この公園の中だけは、時間がゆっくりと流れているよに感じる。
公園の中の大きな木は、南洋の植物らしく、根が地上に盛り上げって、奇妙な造形をさらしている。
孫文は、おそらく、台湾を訪れたのは、一度だけだったのだろう。
まさか、将来、自分が、中国の本土ではなく、台湾の地で、国父と呼ばれるようになるとは、夢にも思わなかったに違いない。
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