台北101の観光を終えて、そのまま歩いて、中山公園へ向かう。
この辺りは、新しく開発された地域なのか、道路が広く、建物も少なく、歩いていても、開放的な気分になる。
台北探索館、台北市議会図書館、という大きな建物を横目に見ながら、10分くらい歩くと、右手に中山公園が見えてきた。
公園は、真ん中に大きな池があり、緑も多い。毎朝、多くの人が太極拳をここで行うのだという。さすがに、すでに時間は午後になっていたせいか、太極拳をしているひとはいない。
家族連れで訪れている、地元の人と思しき人々がちらほらいる。公園のベンチでのんびりとくつろいでいる、年配の人々の姿もある。
公園の一番奥には、大きな建物があり、国父記念館、という大きな文字が見える。
私たちは、普通、この地域のことを、台湾、と島の名前で呼んでいるが、政治的には、現在、中華民国がこの島を統治している。
その中華民国の建国の父、と言われるのが、日本人にも馴染みの深い孫文。この国父記念堂は、その孫文を記念して建てられ、1972年にオープンした。
中山とは、孫文のことで、孫文が日本に滞在していた時に、近所の表札の字に中山、とあったことからその文字が気に入り、自らを孫中山と名乗ったという。
日本では、通常、孫文として紹介されるが、中国や台湾では、孫中山と呼ばれるのが一般的のようだ。
記念館に入ると、すぐ目の前に、孫中山の巨大な銅像が迎える。
多くの人が像を見上げているが、誰も口を開かず、厳かな雰囲気。ここでは、写真の撮影は問題ないが、大声での会話は禁止されているという。
両端の衛兵はピタリと動かない。この衛兵の交代は、この記念堂見物の一つの目玉になっている。
国父記念館のホームページ。中国語と英語のページしかない。
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